オリーブオイルの酸度

オリーブオイルの説明文に「 酸度0.8以下 」というような表記がよくあります。

酸度というと「すっぱさ」をイメージしがちですが、オリーブオイルの酸度はフレッシュさを表すもの。
酸度が低いほど良質のオイルになります。

酸度はどのように決まるか、酸度で何がわかるのか、詳しくみていきましょう。

酸度はオイルの鮮度を表す

オリーブオイルの酸度は、オイルの酸化の進み具合を表しています。

オリーブの実は収穫した瞬間から酸化がスタート。
収穫後いかに素早くオイルにするかで、オリーブオイルの鮮度が決まります。

酸度はどのように決まるのか

酸度は国際オリーブオイル協会（IOC）が取り決めたオリーブオイルの規格の1つです。
オリーブオイル100g中の遊離脂肪酸のうちのオレイン酸量で数値が決まります。

酸度1％は100ｇのオリーブオイルのうち1ｇの脂肪酸が遊離している、という意味になります。

オイルの種類と酸度

国際オリーブオイル協会（IOC） で定められているオイルの種類と酸度。

この表の酸度が国際基準となります。

ファインバージンオイルというのは日本では見かけないですよね。
実は日本の酸度の基準はJAS法による独特のもの。
ファインバージンも含め、果実をそのまま搾油した酸価1.0％以下のオリーブオイルはすべてエキストラバージンと表記することができるんです。

上質なオリーブオイルを購入したいときには「エキストラバージン」という名前だけでなく、オイルの酸度にも注目しましょう。

酸度0.8以下で、数値が低いほど上質のエキストラバージンとなります。
ぜひ酸度もチェックして選んでみてください。