食用オリーブオイルと美容専用のオリーブオイル。
どちらも同じオリーブオイルですが、精製レベルなどいろいろな違いがあります。
どのような違いがあるのか、どちらを使うのがよいのかを見ていきましょう。
食用オリーブオイルはフレッシュジュース
食用オリーブオイルのエキストラバージンは、オリーブの実を絞ってつくるられる、オリーブジュースともいえるもの。
オリーブの実がもつ栄養や風味を丸ごと味わえるように作られています。
果肉などのオリは取り除いてあるものが多いですが、すべてを濾過しているわけではありません。
オリーブオイル独自の風味や栄養素の中には肌に刺激となる成分も含まれています。
食用のオリーブオイルをスキンへケア、ヘアケアに使うことも可能ですが、精製されていないオイルゆえに、肌に合わない場合はダメージが大きくなりがち。
しかし、こうした天然成分が肌にあえばよい効果を得ることあり、キャリアオイル（マッサージオイル）として食用オイルを使うエステなどもあります。
食用オリーブオイルをスキンケアに使う場合は、エキストラバージンを選び、パッチテストなどを行ってから肌につけることをおすすめします。
美容用オリーブオイルは精製度を高め肌に優しい
美容用のオリーブオイルは食用のオリーブオイルと異なり、肌に刺激となる成分を極力取り除いています。
高度な精製技術により、肌によい成分だけを残しているのが美容用オリーブオイル。
そのため、肌への刺激が少なく、オリーブオイル独特の香りもほとんどありません。
またクレンジング用、スキンケア用と目的に合わせて調合をしているので、より効果を発揮してくれます。
肌に直接つけるものなので、酸化しにくいよう容器にも工夫をされています。
肌が弱い方や、敏感肌の方、にきびなどのトラブルのある方は、精製された美容用オリーブオイルを使うのが安心です。
肌の状態や、自分の肌に合うかどうかをきちんと確かめて、食用、美容用、どちらを使うか決めたいですね。