オリーブオイル石鹸は地中海をはじめ、ヨーロッパ、アジアなど世界中で愛用されている石鹸です。
12世紀ころにつくられはじめたというオリーブオイル石鹸が、なぜ、長期間にわたり国や人種を超えて愛用されているのでしょうか?
オリーブオイル石鹸が愛されている理由。
他の石鹸と何が違うのか。
オリーブオイル石鹸の魅力を紹介します。
皮脂を落としすぎず潤いをキープ
オリーブオイル石鹸の原料になるオリーブオイルの70~80%はオレイン酸。
このオレイン酸は人の皮脂のなかにも存在しています。
肌を乾燥や刺激から守る役割をする皮脂と、オリーブオイル石鹸の主成分は同じオレイン酸。
そのため、肌に必要な皮脂を洗い落としすぎないという特徴があります。
肌トラブルは洗いすぎによる肌のバリア機能の低下によっておこることも多いんですよね。
汚れは落とすけど、肌に必要な皮脂は落としすぎない。
これがオリーブオイル石鹸の一番の魅力です。
肌に嬉しい成分が豊富
オリーブオイルには、オレイン酸のほかにも肌に嬉しい成分が豊富。
- 角質からの水分蒸発を防ぎ、乾燥や肌荒れからお肌を守お肌を保護するリノール酸
- バリア機能を高めるビタミンE
- 抗酸化作用で注目のポリフェノール
- 保湿効果のあるオリーブスクワラン
こうした美容成分が石鹸にも残るので、洗いあがりの肌はしっとり、もっちり。
気温が高い、湿度が低いなど、気候により肌が乾燥しやすい世界中の地域で愛用される理由が、オリーブオイル石鹸が肌を健やかに保ってくれるからなんですね。
オリーブオイル石鹸のデメリット
オリーブオイル石鹸が肌によく世界中で愛されている理由がお分かりいただけたと思いますが、デメリットもあります。
粘土のような独特の香り
昔ながらの製法で作られるオリーブオイル石鹸は独特の粘土臭があり、これが苦手という人も多くいます。
でずが、現在は精製されたオリーブオイルやバージンオリーブオイルを使い、粘土臭の少ないオリーブオイル石けんも登場しています。
溶けやすい
天然のグリセリンを多く含むオリーブオイル石鹸は、溶けやすい性質があります。
日本は湿度が高いので浴室などに置いておくと溶けやすいので注意が必要。
スポンジタイプの石鹸置きは、通気性がいいので溶けにくく、石けんが小さくなっても置くことができるのでおすすめです。
オリーブオイル石鹸の選び方
「オリーブオイル」と表示があっても、オリーブオイルを主原料として作られている石鹸もあれば、石鹸素地に保湿成分としてオリーブオイルを配合しているものもあり、品質は様々。
オリーブオイル石鹸の良さを実感できるのは、オリーブオイルを主原料として作られた石鹸です。
オリーブオイル100%の石鹸、またはオリーブオイルがメインでローレルオイルやココナツオイルなどの天然オイルをミックスしてある石鹸を選びましょう。
通販で購入が可能な高品質のオリーブオイル石鹸はこちらの記事で紹介しています。