『湘南オリーブフェスタ2020』参加レポート ノヴェッロの試食もしてきたよ

スポンサーリンク

湘南オリーブの郷で開催されている『湘南オリーブフェスタ2020』に行ってきました。
神奈川県にある湘南・二宮町では、2004年からオリーブ栽培がおこなわれています。

関東のオリーブ栽培の先駆けである「ユニバーサル農場」では、オリーブオイルの生産販売も行っており、湘南オリーブフェスタで2020年収穫のオリーブからとれたノヴェッロ(新油)の試食もさせていただきました。

オリーブオイルだけでなく、オリーブを使った染め物や盆栽など、オリーブの魅力がたっぷり詰まったイベントなので、ぜひ参加してみてくださいね。

『湘南オリーブフェスタ2020』

開催日:2020年11月17日(火)~23日(月・祝) 10:00~15:00
開催場所:湘南オリーブの郷 ~まつき農園~
住所:神奈川県中郡二宮町山西2116

終日開催・予約不要
「第8回おりーぶ盆栽展~NewNormalとロマン派盆栽~」 ※入場無料
「第1回オリーブ染め作品展~湘南オリーブ染めの世界」 ※入場無料
「第1回湘南オリーブ写真展~湘南オリーブの郷ヒストリー~」 ※入場無料
「二宮オリーブ2020試食販売会」 ※参加費無料
「オリーブ葉でお茶を作ってみよう!」(2020年11月21日(火)~23日(月・祝)) ※有料1000円

予約受付が終了していますが、ハーバリウム作りの体験イベントもあります。


公式サイト→湘南オリーブフェスタ2020

湘南二宮オリーブ2020年ノヴェッロはベリーのようにフルーティー

2020年に収穫されたオリーブの実から作られたノヴェッロ(新油)。
湘南では、小豆島でも栽培されているミッション種、マンザニロ種、スペインで多く栽培されているピクアルやイタリアに多いコラティナなど、複数の品種を育てています。

収穫のタイミングにより使用品種が異なり、購入のタイミングによっては違う味わいのオイルを楽しむことができるとのこと。

今回試食させていただいたのは、ネバティロブロンコ、ミッション、マンザニロ、フラントイオのクパージュオイル。

パンにたっぷりと贅沢にかけていただきました。
軽やかでフルーティー。
若々しいハーブのような爽やかさに、ベリーのような華やかさとほんのりとした甘みのある優しい味わい。

手摘みで一粒づつ丁寧に収穫し、葉や枝などはきれいに取り除き、いいオリーブの実だけを使って絞っているので、雑味がなく、すっきりとした透明感のある味わいのオイルでおいしかったです。

モツァレラなどのチーズに合わせてもいいし、鯛となどの白身のお刺身にかけてもよさそうなかんじ。

残念ながら在庫終了とのことでイベントでの購入はできなかったのですが、2020年11月25日から新宿伊勢丹のオリオテーカで数量限定で販売があるとのこと。
早い者勝ちなので、興味のある方はお早めに。

品種の組み合わせによって、青りんごのような風味やナッツのような風味のオイルに仕上がるものもあるそうで、ぜひそっちも味わってみたいですね。

自然の風合いが美しいオリーブ染め

湘南オリーブフェスタでは、オリーブ染めの作品も見ることができます。(購入も可能)

これらはオリーブの葉や枝を使って染めているとのこと。
剪定などで切り落とした部分を有効活用されているそうです。

この布たちは同じ釜で煮だした草木染の液を使って染められたとのこと。
なんで色が違うのかというと、使う媒染剤によって色が変わるんだそうです。

その時々のオリーブの状態や、媒染剤の組み合わせで、微妙に異なる世界で1枚だけの色味ができあがるそうですよ。

布の状態で見ても素敵だけど、服になるとまた一段と素敵。
ニットはこれからの季節にぴったりですね。

裂き織り」という手法で作られたバッグもありました。
もともとは着物の傷んだ部分の布を細く裂いて緯糸(よこいと)にして、新たに布としてよみがえらせた先人の知恵なんだそうです。

手織りで1枚つづ丁寧に織り上げていく「裂き織り」の 独特の風合いはぜひ実物をみていただきたい。
オリーブ染めの繊細な色も画像では伝えきれないのでぜひぜひフェスタで見てください。

「湘南オリーブ染め体験」は『湘南でオリーブを楽しもう!』というイベントで受講できます。
日程と料金は公式サイトでご確認ください。

小さな家でもオリーブが育てられる オリーブ盆栽

オリーブの盆栽たち。
なんと実もなっています!

小さな盆栽でも実がなるんだ!と驚いていたら、意外にも盆栽のオリーブは実をつけやすいそうです。

木が大きくならない分、栄養を花を咲かせることに使うんですって。
実がつくオリーブ盆栽のポイントは自家結実性(1本で実がなる)の品種をえらぶこと。

写真のコロネイキやフラントイオなどを選ぶとベランダ園芸でもオリーブの実が収穫できるかも。
なんだかワクワクしますね。

こちらはアルベキーナ。
針金をかけて樹形を作っているので、流れのある枝ぶりと、そこに実るオリーブのバランスが美しいですね。

『湘南でオリーブを楽しもう!』というイベントの「おりーぶ盆栽教室」ではオリーブ盆栽を作って持ち帰ることができます。
日程と料金は公式サイトでご確認ください。

湘南オリーブ・二宮はまだまだこれから盛り上がる

湘南オリーブフェスタ2020の参加レポ、いかがでしたか。
私は参加して、オリーブってオリーブオイルだけでなく、すごいいろんな可能性と魅力があるっていうのを再認識しました。

ショップではオリーブを使った素敵なアクセサリーなどもあり、ほんと楽しかったです。

そして、湘南オリーブはまだまだこれから発展していきますよ。
ポリフェノールが豊富な葉を使ったお茶の生産なども行われていて、そうしたオリーブを活用して町おこしをする計画があるのをチラっとお伺いすることができました。

来年あたり、新たな観光名所ともなるようなものが二宮に誕生するかも?!
楽しみですねー。

湘南の明るい日差しのなかで育つオリーブ。
でも、台風などの自然災害や、関東での栽培例の少なさなど、大変な部分も多いそうです。

その中で、オリーブオイルを生産・販売し、盆栽や染め物など新たなオリーブの魅力も開発しているのはほんとに素晴らしいことだと思います。

湘南オリーブ、これからも注目して応援したいと思います。

みなさんもぜひ、湘南オリーブの郷を訪れてみてくださいね。
オリーブ染めのお店『CornuCopiae(コルヌー コピアイ)』は土・日・祝日:10:00~15:00が営業日で、イベント時以外でも利用可能です。
(臨時休業の場合もあるので、事前にご確認ください)

タイトルとURLをコピーしました