オリーブオイルに使われる用語を50音順にまとめました。
遠心分離法
遠心分離器を使い、比重の違いによって、オイル・水・絞りかすに分離させる搾油方法
実の洗浄、粉砕から搾油まで一貫して行うことで、空気に触れる時間を短くし、酸化を防ぐことができる
オーガニック認証
有機栽培(化学肥料や農薬を使わない農法)のオリーブからつくられたオリーブオイル
各国に認証機関があり、メーカーが申請して承認されるとオーガニック承認のマークをつけることができる
オーガニックであっても申請をしないメーカーもある
機械摘み
オリーブの実を機械を使って収穫する方法
振動をあたえて、下に広げたネットに実を落とす
大型の機械、小型の機械があり、収穫地の地形によっても使い分けられている
クパージュ
複数の品種をブレンドしたオリーブオイル
一つの品種のみで作られたものは「単一品種オイル」
コールド・プレス
香りや風味、成分を損なわないように低温(27度以下)で搾油する方法
低温のため酸化しにくく良質なオリーブオイルを作ることができる
酸度
オイルの酸化の度合いを示す数値
低いほど新鮮で高品質
さらに詳しくみる→オリーブオイルの酸度
シングルエステート
1つの農園のオリーブのみを使用したオリーブオイル
農園独自の個性が出やすい
地域保護認証制度
EU(欧州連合)では食品の品質や安全性の保証と生産者の保護のため、「IGP」と「DOP」という2つの認証制度を制定している
地域保護承認制度をさらに詳しくみる→オリーブオイルの認証制度
手摘み
オリーブの実を手で摘み取る方法
実が傷みにくく、実の熟成度を確認しながら収穫できる
1粒づつ収穫する方法や枝をしごくようにまとめて収穫する方法などがある
伝統的圧搾法
石臼を使った昔ながらの搾油方法
風味が損なわれにくく、成分も壊れにくいが時間と手間がかかる
少量生産のオイルで今も行われている
ドルチェ
熟成したオリーブの実を使ったオリーブオイル
早摘み(フルッタート)にくらべ、マイルドで深みのある味わい
ノンフィルター
オリーブオイルを静置して、不純物を沈澱させ上澄み部分のみを取り分ける方法
フィルターを通さないのでオリーブの実の自然な風味が残りやすい
バーコレーション法
新しく開発された搾油方法
遠心分離機で果汁と果肉に分けた後、果汁に金属のプラスとマイナスの電極を入れ、液体の中からオイル分だけを金属に引き付けて集める
無理な圧力がかからないため良質なオイルをえることができる
フルッタート
熟成していない青い実を使った、早摘みのオリーブオイル
若い実はポリフェノールが多く、スパイシーで若々しいシャープな味わいが多い